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七転び八起き

観劇記録、ハロプロのこと。たまにLGBTとお仕事の話も。

【観劇感想】Club SLAZY 〜another world〜ネタバレあり(世界観と楽曲のこと)

こんばんは。7/10ソワレでスレイジーを見てから興奮さめやらぬスイです。ずっと一週間スレイジーのこと考えてた。スレイジーの曲を携帯に入れて聞きながらウォーキングしたい。

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CLUB SLAZY –Another world-

さてさて、明日は千秋楽。それからしばらくでルッキュ配信も始まりますね。そろそろネタバレありの感想を書こうかな〜ということで。一回しか見てないから記憶違いとか、まだまだ考えきれてなくて読みにくいところがあるかも。ご容赦ください。

 

ここからは、ネタバレありありの感想になりますので、ネタバレダメな方はご注意ください!

 

 

世界観の謎が明らかになるAW

Club SLAZYをただのイケメンが舞い踊る舞台と思ってはいけないと思い知った今作でした。

しかしなんだろうね、あの世界観は。なんなんだろう。ずっとモヤモヤしてずっと考えてしまう。

スレイジーの外には二つの世界がある。規律を重んじ、悩んだり苦しんだりすることがなくなるTORIの世界。人々には自由があるがその分悩んだり苦しんだりする、アンダーワールド。そしてその中間にあるのは、Club SLAZY。熾烈なまでに順位をつけられる世界。

なんか、普通の人間の世界を抽象化して三つに分けた感じもする。普通の企業社会や学校はClub SLAZY。組織から外れて自分で自分の生きる糧を作り出している人がアンダーワールド。そしてガチガチの軍隊みたいなところで歯車として動くTORI。

なんだか、エーリッヒ・フロムがナチズムを支持した人々を考察した「自由からの逃走」を思い浮かべた。鳥の世界でみんなが着ているものがナチっぽい軍服なのも象徴的。フロムが言うには、自由には責任や孤独が伴う。けれど、自由に不安を覚える人は規律や圧倒的な存在に自ら隷属することで、自由を自ら放棄することがある。まあ、実感として、わかるところはある。圧倒的な存在が導いてくれたら、考えなくていいもの。楽だよね。

 

Willさんはトップエースとしていつも不安そうだった。これまでのスレイジーに出てくるトップエースは、まあいろんなタイプがいるけど、みんなわがままで、自分の気持ちに正直な感じがした。トップエースはガチガチに順位で縛られるClub SLAZYの中でも、自由な存在に見えた。V.Pさんもなんやかんや面倒を見ながら「私たちの大統領」って言って最終的な判断はWillに委ねるようなところがあるし。でも、Willさんはよわいひとだったから、そんな自由に耐えられなくて、TORIの世界を選んだのかな…。

V.Pさんの愛がだいぶ重いからそこから逃れたいってのも、そう言ってた通りにあると思うんだけどさ。それだけじゃない気がして。

で、アンダーワールドに行ったV.PやActは、「ここ(Club SLAZY)にいるのが一番だ」「変わらないでくれ」ってレイジーたちにメッセージを発する。確かに、Club SLAZYは居心地がいいのかもしれない。適度な自由、適度な規律。目の前にある順位やお客様のために、没頭していたらいい。没頭できる対象が与えられているって幸せなことだよ。きっとアンダーワールドでは、恋も働くことも自由だけど、自分で考えて自分で動いて、決めていかなきゃならない。みんながそうしているから、うまくいかないことも多いし、騙しあいもあるし、孤独もある。

でもさ、私はレイジーたちにとってそれが本当に幸せなんだろうかと思うんだ。なんか、ActやV.Pの言うセリフは、起業や独立をしてうまくいってない先輩が後輩に言う台詞のようだ。もしくは、好きなひとと駆け落ちしてうまくいかなかった母親が子供にかける言葉のよう。決して悪気があるわけじゃなく、真剣に相手のことを想って言っているのだけど、当事者の可能性を奪うかもしれない言葉。

ああ…自分で書いてて思ったけどそう考えると、自らTORIの世界を選んで歯車になったのに、いまだにWillの言う「生きている限り可能性はゼロじゃない」がますます意味深だな…。居心地のいい世界とは違う選択肢を選んで、それが思ったものとは違っていたかもしれないけれど、まだまだ可能性を信じてメッセージを送ってくるひともいるんだ…。

 

結局のところ、どこからどこまでがMr.Xの箱庭なんだろうか?

 

で、結局、三つの世界のうち少なくとも鳥の世界とスレイジーはXの箱庭なんだなって思うわけですよ。アンダーワールドはXの監視下からは逃れられそうな感じ。でも、三つの世界を選ばせるのがXであるってことは、アンダーワールドも「管理しない」って方針をXが決めているだけで結局のところXの箱庭の一部なのか?このあたりはまだまだ明らかにされていない。

Qちゃんの言ってた台詞も意味深。「いくらMr.Xだからって、本当に心を奪うなんてことができるんでしょうか?」って。Qちゃんがすごく聡い子で、聞かなくても世界のつくりを理解してしまえる子だっていうことをXが言ってたけど、そういうキャラクターだからこそこの台詞が気になる。実際、Willの心は死んでいなかったし。うーむ、わからん!まだまだ考察が足りんな〜。

 

AWの裏の主人公はQちゃん

 

そういえばQちゃんが今回はものすごく感情を出してきてましたね。なんだかとても、胸が熱くなった。QちゃんのDeepにしか見せない一面とか、8への気持ちとか、スレイジーにいるみんなへの想いとか。Xへの反抗とか。Qちゃんは今作の裏の主人公だと思う。

Qちゃんて今まではいけすかないと思ってましたごめんなさい。だって、なんか企んでる顔だし、レイジーが知らないことを知ってて支配人やXともよく話してるし、支配人の影も見えてるし。レイジー達に対してなんとなく上から目線だし。

でも、QちゃんはClub SLAZYのことをすごく大切に思っているんだなぁと。だからこそ、自分は変わらない自分でいるってことを決めているんだなぁと。Xに「なにも与えられない」でいることも、引き受けているんだなぁと。

今回のQちゃんはみんなに外の世界の話をきかせないためにだいぶ必死だよね。仕事だからじゃなくて、彼なりに守っているのだね、みんなを。外の話を聞きたそうなGlafちゃんにこれ以上聞かせると危害が及ぶかもしれないことを気遣って、Actが語るのを遮るシーンと、本当はみんなに出て行ってほしくないって感情をあらわに語るところがすごく好き。もうつらい。せつない。表に出さないだけで愛が深いんだよ、Qちゃんは。Club SLAZYのお母さんと呼びたい。

 

そしてAW表の主人公は…?

 

AWって誰が主人公なのかイマイチわからん。群像劇って感じ。そこがまた好きなんだけどさっ。主人公は、Actのようでもあり、WillとV.Pのようでもあり、Deepのようでもあり…。

Deepさんはさらに「浅く見えるけど実は深い」ところがあますところなく出てきたよね…。あの酔っ払いでテキトーでめんどくさがりな性格がいかにできあがったのかっていうストーリーもそうだし、アイボールさんとの関わり方もそうだし。そして、Qちゃんに対する関係性も。Qちゃんに甘えてるのに、大人で優しいところもあるんだよ。泣ける。三つの世界のことを知ってしまったあとでも、彼は変わらずスレイジーにいることを決めている。そのことをQちゃんに告げるときのあの優しい感じの声音。たまらん。あの二人(+8)の関係性たまらん。しかし加藤くんは演技も歌もどんどんうまくなるなぁ。信じられないくらい今回良かった。好きになってしまう。

 

楽曲とダンスについて

 

今回も、安定の素晴らしきオリジナル楽曲の数々と魅力満点の歌声と、迫力のダンス!

私は刀ステを見てからとんちゃんが気になって仕方なかったのだけど、クラブスレイジーのテーマ曲でWillが最初に出てきたときは、もーたまらなく心臓を鷲掴みにされたよ!もーWill手足長すぎだよー!美しすぎだよー!手拍子も忘れて見惚れてしまったよー!さいこう!決してダンスがめちゃうまいとか、歌が死ぬほどうまいとかじゃないのだけど、あの恵まれた体格と美しきお顔と、ハリと深みのある美声は誰にも真似できないし、今までのトップエースさんたちとは全然違うけどトップエースらしさ満点だった!

 Willのソロ曲もさいこうだった。さいこうすぎてメロディと歌詞を全然覚えてない。夢中で見すぎた。とても素敵だったことと、「ショービジネス」って言葉がサビにたくさん入ってたことと、あの長い手足を持て余し気味にわりとたくさん踊ってたことは覚えてる。早くルッキュ配信見たい。

V.Pさんの曲はなんかエジプシャンな感じで、新しかった。キメルさん、歌うまいし野太い系のハッキリした美声で好きです。男二人はべらせながら薔薇を持ちながら優雅に歌うのがたまらなかった。てかあの薔薇!めっちゃ客席降りしてあの薔薇でお客さんの頭撫でたりとかすんのすごいすごい羨ましい!

Xのサムさんは、今年コンボイで生サムさんを見て、そのあとDVDでスレイジー3を見ていたのでとてもとてもとても会えるのを楽しみにしておりました。生マリオネットはもーもーもー死ぬほどかっこ良かったし、エンディングでセンターでバリバリ踊ってくださるのも超絶ご褒美でした。サムさんの色気はほんととんでもない。そしてもう50代なのに脚上がりすぎじゃないですか!?どんだけ普段鍛錬してるのですか!?サムがソロ曲歌いながら支配人の影に対してマリオネット操るみたいに動かす仕草をして、影役のたけるくんが操られる動きをする、そこの怖さがとても凄かった。なんて怖い人なんだ、なんて凄いものを見てしまったんだというね…。

そしてSLAZY定番曲の「サヨナラ」があんな辛い使われ方するとは思わなかった…。つらい…。でも嬉しい…。でもつらい…。Club SLAZYを否定した3人に、Xは3人別々の世界を選ばせるのだけど、なによりWillのことがすきでWillの良さを伝えたいからセカンドで支えていたV.Pが、Willを奪われる…その意味でのつらいつらい「サヨナラ」と、Willが自ら下した決断としての「サヨナラ」と、尊敬して追いかける背中だった二人が、自分がスレイジーを選んだせいでもう二度と戻らないと知ったActの絶望の「サヨナラ」…。うう…つらい…でもオイシイよぉ…。もうものすごい迫力で目が離せなかった。みんなぐっちゃぐちゃに泣いて、乱れて、絶望しながら、「サヨナラ」を歌うのよ…。これまで「サヨナラ」は比較的やさしい曲だったと思う。でも今回は、もういろんなものがこもりすぎてて凄まじかった。生で見られて本当に良かった。

 今回は二人組で歌う曲とかもいっぱいあって、定番曲ももちろんあって、一個一個について語りたいことたくさんあるんだけど、終わらなくなっちゃうからとりあえず楽曲とダンスについてはここまで!

今回、唯一残念だったのが、私は生スレイジーは今回が初めてで、生たけるくんも初めてだったのだけど、今回は過去話でもありたけるくんが影として演じるシーンも多いからこそ、たけるくんが踊るところがあんまり見られなかったところだ…。バリバリ踊るたけるくんがもっと見たい…。

 

個別キャラについても語りたい…気持ちはある…

 

なんかもう腐女子脳の私はいたるところにカップリングを見つけてしまって、個別キャラのパーソナリティはもちろんのこと、キャラ同士の絡みも語りたくて語りたくて仕方ない。そして今回出てないキャラですらも存在感が半端なくてさ…。そしてキャストさんについても語りたい…。やばい語りたいことがありすぎる。 

腐女子目線嫌いな方はこっから先見ないほうがよいと思います。

 

とりあえず言いたいのは、

・開始早々付き合ってたとしか思えないXとジーズさん。ジーズさんあの百戦錬磨のXの監視をすり抜けて逃げられるのすごい。そしてXはジーズさんにだけやけに執着してません!?もうほんと絶対できてた。やつら。

・そしてXさんとQちゃんの間柄もだいぶ怪しいよね。この二人は付き合ってるってより愛人関係な感じだけど。

・なにあのWillとV.Pのすれ違いカップル感。結局相思相愛だし。オイシイ。

・Deepさんと9ちゃんと8の関係性。9ちゃん、8のことだいぶ好きだね…。あの感情をあんまり出さない9ちゃんが8がいたらいいのにって言うのほんと胸熱。

※追記 8/4

9と8の関係性を深く知りたい方は是非とも4をご覧ください。つい先日見ましたけど死ぬほど良かったです。

 

Club SLAZY The 4th invitation~Topaz~ [DVD]

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ああ、もっともっと語りたいのだけどもう簡単に5000字を突破してしまったのでまた今度の機会に。ルッキュ配信も私は見るつもりです。まだ見てなかった(でもネタバレは読んでる)1と4のDVDも届く予定なのでしばらくスレイジー熱が続きそう。また語りにきます。

 

それではまた!

 

 

Club SLAZY -Another World- [DVD]

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Club SLAZY -Another World-

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