七転び八起き

観劇記録、ハロプロのこと。たまにLGBTとお仕事の話も。

【DVD感想】Club SLAZY The 4th invitation 〜topaz〜①

シリーズの中で一番好きかもしれない4作目

SLAZY4作目のDVD、見ました。見てみたら、シリーズの中で一番好きかも、というくらいよかった。なんだろね。私は最近、その作品を見た人はもちろん、まだ見てない人にもオススメするつもりでブログを書くようにしているのだけど、今回、まだSLAZYを見たことのない人に、一言で「こうだから良かった」って言うのがとても難しい。それで何日間か悩んだ。

あらすじはこう。

都会の片隅にたたずみ訪れる女性の悲しみを癒すメンズキャバレー、Club SLAZY。(ホストクラブじゃないよ。かっこいいショーをやるところだよ。)そこに、昔働いていたDooBopという人物が戻ってくる。彼はかつて、地を這うような生活をしており、弟とともにSLAZYを訪れ、助けを求めて働き始めたのだった。しかし二人には程なく別れが訪れ…。まあそんな感じの、過去と現在が交錯する物語。

CLUB SLAZY 4th | クラブスレイジー 4th

 

もちろん、SLAZYならではのカッコイイ歌とダンスは今回もすごい。でも、ストーリーが抜群にいいんだ。言うなれば、「感情」の物語。登場人物の、過去と今の人間関係が丁寧に描かれて、一人一人の感情に浸りながら見るのがすごく心地いい。でもさ、「感情」だからこそ、複雑なのだよねぇ。辛さがあったから、幸せが引き立つのだけど、その幸せの中にも、やっぱり切なさがあるっていうか。人はすれ違うし、別れる。自分の思い通りには決してならない。でも、誰かのためを思って行動するなら、決して不幸にはならない、っていうか。ほろ苦い、大人の、幸せの物語なのだよなぁ。だから、これを見て元気になるとか、頭が良くなるとか、癒されるとか、そういうのじゃないのだけど、とにかく、心を揺さぶられるし、心に残ってずっと考えてしまう。そんな魅力がある。

 

Club SLAZY The 4th invitation~Topaz~ [DVD]

Club SLAZY The 4th invitation~Topaz~ [DVD]

 

 できれば、1作目から4作目まで順番に見て欲しい。その方が絶対に楽しいし、人間関係がより深くなって楽しいはず。でも、4本DVD買うのはなかなか大変なのと、もしかしたら1作目2作目見た段階で飽きる可能性が否定できないので、難しそうだったら、1作目見てからの4作目かなぁ。1作目は今作の主な登場人物のDeepさんとBloomさんが出てくるし、二人の過去話でもあるので。みんなの成長も楽しめるよ。すごい歌もダンスも洗練されてます。そしてDVDの画質が死ぬほど改善されてて嬉しい。

 

さて、ここからはネタバレありでいきますので、DVDまだ見てない方はご注意をば。

 

最初に申し上げておきます。ここからの感想は死ぬほどとっちらかってます。そして長文のくせに終わりません。続きます。もう好きなシーンがありすぎて書き終わらなかったんだ…。

 

 

BloomとQちゃんの過去

 

序盤はいつものスレイジーの愛しきワチャワチャ感とカッコイイショーステージ。Bloom様の最高に素敵な新曲。二人でセットで見られがちなGrafとFlyは喧嘩しだすし、そしてかつて相方だったDooBopとCoolBeensは再会する。今回のテーマはどうやら「相方」らしい、ということがわかり始めた頃合いに、ふと思い出すように、Bloomさんが語り始めます。

「相方なんてことばを聞くと僕は君を思い出す」

その言葉が向けられた先はQちゃん。実は過去、Bloomさんはミスティックで、かつQちゃんの相方だったという。まじかよー!そして「突然その相方を辞めていったのはどちらさんでしたっけ」「ごめん」的な会話。カレカノかよー!8への想いをこじらせてるQちゃんほんとオイシイ。だっていつも穏やかで冷静なQちゃんがBloomさんに対してだけは切れ味鋭い刃物のような態度なのだもの…。

そして舞台は過去へ。Qちゃんは「Q」じゃなくて「9」で、この数字はミスティックナンバーというらしい。1個先輩の「8」が実はBloomさん。Bloomさん出てきた途端に暗くて真面目、しゃべり方が人と喋り慣れてないキモヲタな感じで二重にびっくり。現在のキラキラのBloomさんのショーステージを見た後だっただけに余計にね…。

 

そんなところにDから始まるどん底兄弟(CB様命名)がやってくる。弟はJr.と名付けられミスティックとして働くことに。兄はDooBopと名付けられニュージャックとして見習いパフォーマーに。同じ屋根の下で暮らしながら接点のない生活、でもお互いがお互いを見ていて。特にJr.ちゃんはお兄ちゃんがニュージャックの先輩たちに苛められればイタズラでやり返したりと常にお兄ちゃんのことを気にかけていて。

 

もーね、Jr.ちゃんが可愛いったらないんだ。大森夏向くん、何才くらいなんだろ。小学生くらいかな?天真爛漫とはこのことって感じの子。そしてJr.ちゃんに戸惑いながらもいろいろ世話焼く8と、そんな二人を見守る9がまた可愛い。

  • 子供が嫌いな代理トップエース、ジーズさんから隠すためにミスティックになったのにジーズさんの真似っこしちゃうJr.ちゃん。ジーズさんの持ち歌歌いながら8と9に迫っていって結局みんなで歌っちゃう。
  • 支配人Xの真似っこもしようとして8にXのマネはやめなさいまじでやばいからってたしなめられる。
  • ジーズさんに嫌われてるのわかってるからのJr.ちゃんの「殺られる前に殺る」発言。物騒可愛い。
  • トラブルシューティングのシミュレーションを8にさせられてる時、「○○な時は(どうする)?」って聞かれてなんでもかんでもとりあえず「8を呼ぶ」って答えるJr.ちゃん。甘ったれか。かわゆい。8のこと信頼してるんだなぁ。
  • お兄ちゃんをいじめるヤツに粘土で仕返したJr.をたしなめる8と、その後を追いかけてきてこっそり聞いてる9ちゃん。自由に素直に生きろ、意地を張らないで好きだってことを素直に表せばいいって諭す8。そしてためらいながらおずおず頭撫でる(死ぬほど可愛い)。Jr.ちゃんがにこーってする。もうほんと可愛い。たまらん。

カッコイイお兄さんとちっちゃい子の組み合わせってやばいよね…それだけでも破壊力満点なのにこの大森くんのかわいさ。そして8と9の関係性。9ちゃんは、完璧な8がJr.ちゃんには戸惑ってるのが嬉しいらしい。補える気がするから。もうなんだこの関係性。ほんとたまらん。

 

Deepさんの過去が明かされるシーン

 

そんな8と9、そしてJr.ちゃんの過去話が進みつつも、現代の話も並行で進んでいて。最大の見所、過去と今が重なるしりとりシーンがやってくる。

現代の方で、しりとりをするDeepさんとBloomさんのシーンがあるのだけど、そこに大森くんが出てきてDeepさんの前で同じ台詞を言いながらしりとりしだす。多分ここで出てくるJr.ちゃんはBloomさんの心象世界。で、暗にJr.ちゃんが後のDeepさんであることが示される。

「ラッコ」「コアラ」って永遠に終わらないしりとりして、8の「コアラ」の言い方がつまんないとDeepさんとJr.ちゃんは怒るの。でも、その時同じように怒るDeepさんは、「言い方が面白くない!前に教えたよねぇ!?昔俺の面倒見てくれてた人の方が面白かった!」っていうの。つまり、Deepさんは8=Bloomだって知らないってことがわかって。

そうだよなぁ…8の印である目深にかぶった帽子、ないしさ。ちっちゃかったし。違う性格を演じてるし。わからないよね…。

で、その台詞にちょっと傷つくB。でも全く気付かずに嫉妬?って言うD。やばい切ない。そしてJr.ちゃんは、8との時間が好きだからしりとり永遠に終わらなければいって言う。ぼくも、って言うBloomさん。もうね、言い方がやさしいんだ。このシーンはほんとに泣ける。やさしくて切ないシーン。ここのシーン大好き。

 

てか、8がBloomになったって知らないのに、今Bloomにやたら懐いてるDeepさんは、Bloomさんに8と似た雰囲気や匂いを感じてるのかなぁ。つらいよお、切ないよお…でも今の二人の関係性のままでいいから、幸せになって欲しい…。

 

 

そして過去編の終わりに…

そして終盤。Jr.ちゃんは、DooBopがSLAZYを出て行くことを知る。置いていかないでよ!と泣き叫ぶJr.を抱きとめる8。ずっと目深に被ってた8の帽子が、この時初めて落ちるのよね。だからこそ、「しりとりしよう、永遠に。Jr.がコアラって言ったら僕がラッコって言う。僕はずっと君のそばにいるよ。…約束」っていう彼の台詞が、Jr.ちゃんをなだめるための嘘じゃなくて、偽らざる本音のように思えて。だって帽子を被ってる時の8はずっと規律や1からの評価や、そういう自分の外側にある基準で行動してたから。

それで、8が聞く、「困った時は?」に続けて弱々しい声で「8を呼ぶ」って言うJr.ちゃん。切ない。お兄ちゃんがいなくなるのが、死ぬほど悲しくて、でも自分を思って8がそう言ってくれているのを知っているから、8がいるから大丈夫って自分で自分に言い聞かせて、絞り出したんじゃないかしら。

 でもそんな8もJr.ちゃんの世界からいなくなる。ほんとはいなくなったわけじゃなくてさ、レイジーになってBloomとしてそこにいるのだけど。それでも、Jr.ちゃんにとっては永遠にいなくなったも同義で。つらい。


そんな風に、みんな周りから勝手にいなくなって、勝手に帰ってきて、振り回されて自棄っぱちなDeepさんにさ、9ちゃんは言うんだ。一人になって辛かったのは君だけじゃないってさ。そうなんだよな。9ちゃんも、相棒である8がレイジーになってしまったから。目指すべき背中を失ってしまったのだよなぁ。でも、そんな風に悲しさを共有できる二人がいて、「ここにいるよ」って言えることはないけど、ずっとDeepさんのそばにBloomさんがいて。それはそれで、新しい幸せの形なんだよね。かつての幸せはさ、絶対に戻ってこないけど。うう…。

 

そして物語は現代に戻って、泣けるラストシーンへ。でも、ちょっと力尽きてきた…。三人の物語と、楽曲についてはまた2本目のブログで。

 

笑いとシリアスのちょうどいい塩梅

 

で、閑話休題。そんなシリアスシリアスな人間関係を描く4なのだけど、笑いとシリアスの割合もちょうど良かったと思うんだ。

笑いのシーンで楽しかったところを最後に置いていきます。

  • 抱いて〜!今宵は激しく抱いて〜!ってBloomさんにもoddsさんにも言うDeepさん。Oddsさんにも言ってたよね?って嫉妬するBloomさん。
  • Oddsさんに自分の出番を奪われて元気なくすCB様。この人はほんとステージでチヤホヤされるのが生き甲斐なのだなぁ。元気なくして、やあみんな、冷えた豆だお〜って言って出てくるCB様、おばか可愛い。
  • CB様が苦手すぎて親指隠してちっちゃくなるBとD。元気ないCBさん見て冷えた豆に買った!って乾杯する二人。反面、落ち込むGとF。三者三様でまじかわ。
  • Oddsさん無双。キャラ変わってる…より一層変な人になってる…。過去編だけど、Oddsの湖とか言い出す…ほんとうざい…(笑)定番ネタは、今日からあいつのこと、Oから始まるお前なにさまって呼ぼう〜!からの俺は俺様だ、からの俺はOから始まるお化けの方が好き。って主張するBloomさんの可愛さ。
  • 謹慎させられているEnd。おぞましくて言えないほどの何かをやらかしたらしい。なんであんなことしたんだエンド、戻ってきてくれフォーミー♪とEndさんの持ち歌を替え歌するDeepさん。Deepさんがそういうこと言うのはサボりたいからだけどDeepさんってほんと誰にでも懐くよね…と思った。

 

 あーほんと4は笑える上に泣けて、ダンスも曲もよくて、みんなかわいくて、最高!

ではまた!

 

 

Club SLAZY The 4th invitation~Topaz~ [DVD]

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