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七転び八起き

観劇記録、ハロプロのこと。たまにLGBTとお仕事の話も。

おんTV真夜中の弥次さん喜多さんの狂気(褒めてる)

いま、期間限定振り返り配信中の「おんTV真夜中の弥次さん喜多さん」がもうとにかくすごい。せっかくならYouTubeで無料公開中の弥次喜多の狂気を最も感じられる1話から3話を見ていただきたく、紹介記事を書いてみます。

※現在は配信が終了しています。

 

まずは見た目からご紹介。

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どやー。かわいかろう。

左が弥次さん。中身は唐橋充さん。ジョニデと言われるだけあっていけめんです。

右が喜多さん。演じるのは私の推しの藤原祐規さん。ヤク中のほも(念のため。本作品中そのままの表現です。お許しください)。細くて色白で動きに色気があるお方。

二人とも演技派で、35歳オーバーの大人の男なので、なんだかすごくリアルでいい。

ストーリーは原作と同じく、ペラッペラのお江戸でにっちもさっちも行かなくなった二人が、お伊勢さんを目指す珍道中を描いています。

 

※絶対にちょっとでもネタバレ許せない人はここから先はご遠慮ください。弥次喜多の狂気を伝えるにはどうしても、ちょっとだけ中身に触れたくて…。

 

舞台も凄かったけどテレビはもっと狂気を感じる(もちろん褒めてる)

東京MXさんの「ブタイモン」の枠で隔週放送中の「おん・てぃーびー真夜中の弥次さん喜多さん」。今年の一月に舞台版の「おん・すてーじ真夜中の弥次さん喜多さん」を見に行ってあまりにも楽しかったので隔週で録画して追いかけているのですが。舞台もわっけわからん中でも凄味を感じたけどテレビでも凄かった。

なにが凄いって、一言じゃ言えないので例えば話で1話と2話について語ってみます。

 

まず1話。ブタイモンは、朝7時からのたった15分の枠なのだけど、1話はほとんどお話がありません。「内容が薄かった」という比喩ではなく。ほんとにないのです。お話パートが。5分くらいの長めのオープニングが終わったと思ったら1分くらい弥次喜多が一緒にお布団で寝てるシーンがあって、寝ぼけた喜多さんの「今日は…もうおしめえでぇ」の声からエンディングに移って、エンディングもフルバージョンで5分くらいやって、次回予告。もう意味がわからない。

とはいえ、オープニングもエンディングもヤク中でホモの喜多さんと、弥次さんの関係性とか、世界観とかが表現された、非常によく作りこまれた内容。無料公開中にぜひ多くの人に見て欲しいです。ヤク中でホモでどん底なんだけど、二人の間には絶対的な愛があって、どん底にいるからこそ「お伊勢さんに行くんだ」っていう想いが明るくキラキラと輝いてるような。熱量と明るさと楽しさに溢れたオープニング、エンディング。そして主演の唐橋さんと藤原さんファンなら何回でも見られるくらい可愛くて可愛くて可愛い。

 

そして2話は自主規制回。

ヤク中でホモの話をお子様も見ている朝方にやる東京MXさんと製作陣の狂気、もあるんだけどそれを「自主規制」しようとしてもっとヤバい感じになってしまう回です。主人公の弥次さん自ら不適切な表現を謝罪しつつ、喜多さんにも「ごめんなさい」させる(このシーンひたすら可愛い)。その上でやばそうな言葉を自主規制。

 

注射器に入った何か→カスタネット

愛し合う男同士の総称→ビジネスパートナー

お江戸→健康ランド

お伊勢さん→やばめの心霊スポット

 

と変換してもう一回セリフを言い始める。カスタネットを叩いてエクスタシィを感じる喜多さん。意味わからないんだけど逆にえろい。一回じゃ足らなくて何回も叩いちゃう。普通にしてるのにうっかり叩いてしまって「ひゃっ」とか言う。何度も言いいますが、えろい。普通のワードのはずのお江戸とお伊勢さんまで自主規制しちゃうことで、なんだか「自主規制」という概念そのものへの反骨心すら感じます。

その上、DVDの初回特典はこの自主規制カスタネット。これが狂気であると言わずしてなんと言えばいいのか。

オープニングとエンディングもね、毎回ちょっとずつ違うのよ。芸が細かい。内容にあわせて、2話ではいろんなものにモザイクかかってて逆にいやらしい上にわけわからんオープニングだったし。弥次さんがいなくなる回では、弥次さんパートだけ音声が消えてたり。すごく凝ってる。きっと手間暇すごくかかってると思う。

そしてこういう頭のおかしいところが私は大好きなのです。

 

そんな弥次喜多のこれから

舞台版の時にも感想として書きましたけど、面白いけど、おふざけだけじゃあないんですよねぇ。原作にもある、喜多さんが弥次さんをひょんなことから殺してしまうくだりとか、それで離れ離れになってしまってもまだお互いを求める二人の悲痛な叫びとか。そんなあれこれもあって。おふざけだけじゃあなくて、愛の物語なんですよね。愛っていいなぁ、なんてことを恥ずかしげもなく思えてしまうような、そんなお話なのですよ。

私はそれが、オープニング曲「えにし」歌詞にもあらわれてるなぁと思ったりもして。 二人で歌うその曲では、

『だってよ、心は、演じれねぇよ』

と。そんなことを言うのです。バイで、女だけど女の子と暮らしてる私には特に、この言葉が胸に刺さる。心は、演じられない。そうなのよ。男だから女だからとか、そんなこと関係なく、相手を求める純粋な気持ちってさ、やっぱりあるんだよなぁ、と。二人の物語は、ストーリー全体を通して、そんなことを感じさせる物語で。そんなところがすごく好き。

そんな弥次喜多珍道中が、今月末に10話で完結します。 

よかったらぜひぜひ、YouTubeみてください。(こちらから飛べるはずです↓)※現在は配信が終了しています

そして気に入ったら、最終回の放送と、DVD&CDもどうぞ。クリエタウンでも買えますがAmazonさんでも買えます。(AmazonさんのDVD商品バナー見つからなかったのでとりあえずCDだけ。)

http://www.clie.asia/clie-town/

えにし/弥次喜多ダンシング

えにし/弥次喜多ダンシング

 

 

ちなみに、舞台版の感想とDVDはこちら。

 

おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』 [DVD]

おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』 [DVD]