七転び八起き

観劇記録、ハロプロのこと。たまにLGBTとお仕事の話も。

さいきん観ているものと考えていること

さいきん見ているエンタメ

2月に入れば手紙、少年社中さんのアマテラス、コンボイショウと観劇三昧な上に、ナンバカの上映会まで入れてしまったので忙しくなるのですが、今のところまったりとした日々です。ちょこちょこといろんなDVDとかドラマとかアニメとか見ています。小説とビジネス書も少し読んだりしつつ。

 

極上文學 夢十夜

フォロワーさんにお借りした夢十夜。わたしは夏目漱石の著作の中では一番夢十夜が好きですが、舞台向きじゃあないよなあと思っていたのです。でも全然全然、そんなことなかった。素敵すぎて鳥肌が立ちました。

夢十夜は夢の情景を十集めた短編集なので、不気味なお話も綺麗なお話もあります。一夜のこれから死ぬという女が、会いに行くから百年待ってて、と言う話はもともと好きだったものの、人が語るだけでこんなにもリアルに言葉のうつくしさが伝わってくるのかと感動しました。Kimeruさんの泣きそうな顔もとても綺麗で。序盤から鳥肌を立てていました。

そして廣瀬大介さんの凄さに感嘆しました。一夜の女役は儚げで美しく、三夜の背負われてどんどん重くなる子ども役はものすごく怖くて…(肌が白いからこそ舞台上の闇に浮かび上がるようなライトの当て方にぞっとしました)、六夜の大きな船から飛び降りる主人公では、舞台設定にふさわしく水のような流暢で抑揚の少ない語り口。わたし六夜って印象が薄かったのですが、廣瀬さんの語るのを聞いて大好きになってしまいました。刀ステの一期一振役しか知りませんでしたがこんな魅力のある方なのですね。本当に凄かったです。

極上文學 夢十夜 [DVD]

極上文學 夢十夜 [DVD]

 

しかし公式では既に販売停止、アマゾンさんでは数万円の高値で中古が取引されている状態の様子。残念でなりません。手元に置いておきたいくらい好きな作品です。 

 

BLOOD-C 

こちらもお借りしたDVD。(瞳子さん、本当にありがとうございます!) 

藤原祐規さん目当てで見たのですが、富山さんはふじわらさんには珍しい感じの役でした。なんかフラフラしてるのは、まあよくあるふじわらさんなのですけれど(笑)目つきとか、声とかが悪って感じでかっこよかったです…。死に方もちょっと小悪党的で割と嫌いじゃない。死ぬ直前のマッドなかんじの演技も大変萌えました。ラストのダンスの時、見切れてましたけど顎の上げ方と手つきが物凄くセクシーで好きぃぃぃ!!と思いました。

舞台「BLOOD-C ~The LAST MIND~」 [DVD]

舞台「BLOOD-C ~The LAST MIND~」 [DVD]

 

お話自体はうーん、な感じ。途中からどんどんよく分からなくなってしまいました。演出もわたしにはちょっと合わないかな〜という感じです。うまく言えませんがギャグパートがキャラ壊しに見えてしまって。攻殻機動隊の舞台の演出家さんだと思うんですけど、攻殻の時もバトーのギャグパートを見てそんな好きな感じではないなぁと思ってしまったのですよね…。殺陣は生で見たら迫力ありそうだなと思いました。

そう言えば攻殻の時にも出ていらっしゃった、吉川麻美さんは今回も最っっっ高によかったです!いま2.5次元系によく出る女優さんで一番好きかもしれない。役への入り込み具合と冷たい表情が似合うところとスタイルの良さが本当に好き…。

 

ハムレットォ!!

少年社中さんのDVD、結構見てないのが我が家に溜まってるのですよね…。彼女のなんですけど。彼女と二人して年末ライブで法月さんに落とされたので、大好きな社中さんで法月さんが主演とは!!観ざるを得ない!!っていうことでDVDを鑑賞。

法月さんはほんと立ち居振る舞いが美しいですね…。そしてツンとしてて謎めいてるQさんとは全然違う雰囲気でした。優しくて優柔不断でみんなの願いを叶えようとするハムレット、という役どころですが、本当に柔らかい雰囲気を纏っていました。法月さんと言えば歌のうまさ、と思っていましたがストレートプレイでもなんと光ることか…。もっともっと法月さんが好きになってしまいました。

シェイクスピアのハムレットを下敷きにしつつも、どんどん幽霊が増えてく設定やら生まれ変わりの設定やら、面白おかしくやってるのにいつのまにか泣けて泣けて仕方なくなる全員登場のシーンとか、クライマックスのシーンで明らかになってゆく性善説に偏った人物の魅せ方とかには社中さんらしさを感じました。でもお話はわたしには少しわかりにくかったかなぁ…?ハムレットが本当に最後の最後のシーンで出てくる過程とか最後の台詞とかに、ん?ってなってしまいました。一回見ただけだからかなぁ。

そして衣装もとってもとってもよかったです!すき!

 

 

珍しくドラマも。カルテット、男水。

普段あんまりドラマは見ないんですがカルテットと男水は見ています。

男水はまだ一話しか見てないのもあるんですが、お話のたのしさはまだまだこれからなのかな〜と思ってます。松田凌くんのうつくしさがとどまるところを知らない。アップで見ても最高に美しいです。そしてDボの池岡さんがわたしは結構好きなのですが、池岡さんがオラオラ系なのもなんだか珍しい感じがして、ついつい、池岡さん早くでないかな〜と思ってしまいます。やっぱり池岡さんは演技が上手いなぁと思います。

対してカルテットはもうがっつりとハマっています。毎週カルテットを見るのがたのしみ。もともと高橋一生さんが好きで見始めたのですが、大人たちがキャッキャいちゃいちゃしててもう可愛いったらないです。そして表面的な可愛さたのしさの裏で、みんながなにかしら隠し事をしていたり、誰かが誰かに片恋をしていたり、大人らしいきたなさやしたたかさを隠し持っているっていうところが垣間見えるのがツボ。松たか子さん演じる主人公の旦那さんの失踪の謎を追うミステリ的な面もありつつ、映像も美しい…。最高かな…。

そしてわたしは高橋一生さんが癖のある役をやるのが本当に好きで。今回の役も一言で言えばめんどくさい。随所に彼ならではのこだわりがあって、それを人が悪気なく踏みにじると猛然と抗議するんです。そういうめんどくささを本当にそういうひとがいるように演じてしまう一生さんが本当にすき。

一生さんと松田のお兄ちゃんの男性陣二人がごはんを作ってて女性二人がご飯ができるのを待ってるみたいなシーンが多いのもフェミ的に◎。

そしてエンディングも最高ですよね!!椎名林檎さんの昭和感溢るるえっちな曲をキャストの皆さんが歌うっていうだけでも素晴らしいのに、映像美がここでも炸裂。松たか子さんと満島ひかりさんが昭和感漂うセクシーな格好でカメラの前で歌うのを男性陣二人が撮影する設定なのですが、その設定からしてまず最高。お耽美。そして松たか子さんの上品だけど悪そうな顔とか、満島ひかりさんの表情の純粋さと毒のバランスとかが、もうもうもう、素敵すぎて。こんな二人に翻弄されたい…。松田のお兄ちゃんと松たか子さんが顔近づけてるシーンもやらしくてたまらない。そして一生さんも美しき首筋を見せつけるような衣装と仕草をするし、一瞬のシーンでニヤリと笑ったりするし、痺れます。もうずっと見ていたい…。

気になってたけど見逃してたって方、本当にオススメです。今からでもぜひご覧になってください。

 

受け取るばかりだとフラストレーションが溜まる

最近わたしはこうして物語をたくさん消費しながらもガツガツと小説を作っています。物語を消費するだけでは満たされない心ってどこかにあるよなぁと思うのです。与えられる楽しみにはどこかしら限りがあって…それはお金であったり時間の制限であったり、飽きの問題であったりするのですが…、従って得られる喜びにも限りがあるように思います。ドーピングのように効果が切れたら摂取することをを繰り返して、満足はするんですけれど、一方でそれにどこか虚しさを感じたりもして。その上、生身の表現するひとたちの熱量と凄味を舞台を通じて間近に感じているからこそ、わたし自身でもなにか表現してみたい欲に駆られたりもします。

そんなことを思いながら森博嗣さんのエッセイを読んでいたらまさに感じていることと同じことが書いてありました。作り出す楽しみについて書かれたエッセイです。オススメです。

夢の叶え方を知っていますか? (朝日新書)

夢の叶え方を知っていますか? (朝日新書)

 

そんなことを考えているタイミングでフォロワーさんの中にもブログを始められたりオリジナルの物語を考え始めたという方がいらっしゃって、勝手に、もしかしたら同じような気持ちも感じていらっしゃるのかなぁなんて想像を巡らせています。

 

そんな今日この頃でした。ではまた!