読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

七転び八起き

観劇記録、ハロプロのこと。たまにLGBTとお仕事の話も。

ネットから離れた土日

デジタルデトックスがしたい

先週ふと「デジタルデトックスがしたい…」と思い立ちました。理由は二つです。

一つ目は最近集中力がなくなってきているように感じていたこと。
たとえば、昔は本の虫でしたが最近全然本を読まなくなりました。数年前までは、常になんか読んでいる状態で、鞄には常に3冊くらい本が入っていました。でも、スマホでばかり情報を追うようになって、長い文を読むこともじっと本に向かっていることも苦痛に感じるようになってきて。一冊の本を読み切れないんですよね。他の場面でも、何か机に向かって作業をしているときにスマホの画面になんらかの通知がぴこんっと現れる。そうすると気になってしまってスマホに向かってしまう。そういうことがずいぶん増えていました。

二つ目はいくつかの良いブログを読んで「はあ~自分はなんて浅い人間なのだ」と落ち込んだことでした。本も読めなければ考え事も中途半端でやめてしまう。書いているものも感覚的で反応的。昔自分のセクシャリティに悩んでいた頃ほど切実に何かを学ぼうという気持ちもない。仕事もぬるま湯で六割くらいの力でやってもなんとかなる目標しか与えられていなくて、さりとて自分でそれ以上に頑張ろうとも思わない。(もちろん元のブラックな職場環境に戻ろうとは思わないけれど)
そういう状態が、文章を書けば書くほど、初めて会う人と会えば会うほど露呈して、つらかったんです。

なので、少しスマホを離れて集中して何かを読んだり考えたり、勉強したりする時間をとってみたら何かが変わるんじゃないかって。安易な考えながら、そう思いました。
そして、たったの二日間なのですが「スマホは持ち歩くけれどネットに繋がない。鞄に入れておいて極力触らない」ということを心がけてみることにしました。デジタルデトックスと言っても買ったばかりのポメラは使いたかったし、スマホの写真機能やお小遣い帳アプリも使いたかったので、「オフラインで必要最低限使うのはよい」ということにしました。

 

やってみてよかったこと

やってみて思ったのは、「確かになるべくスマホを触らないようにすると本が読める」ということです。この二日で二冊、本を読みました。一冊は昔読んだ本ですし、もう一冊はまだ途中ですが。 

一九三四年冬―乱歩 (創元推理文庫)

一九三四年冬―乱歩 (創元推理文庫)

 
ウェブ小説の衝撃 ──ネット発ヒットコンテンツのしくみ

ウェブ小説の衝撃 ──ネット発ヒットコンテンツのしくみ

 

久世さんの小説は文章の密度が濃いので、集中して読まないと入り込めないのですよね。これが読めただけでもデジタルデトックスやってみてよかったなと思いました。ウェブ小説の衝撃の方は最近読み始めた本なのですが、これも面白かったしかなり後ろの方まで一気に読み進められました。

なぜ本を読めたのかというと、たとえばこの土日は彼女とカフェで勉強して、それから買い物して、また家で勉強につきあってという地味~な土日だったのですが、たとえばカフェから移動しようということになって、立ち上がりしなに「ちょっとトイレ行ってくるから待ってて」みたいな隙間があるじゃないですか。あとは食後の、ちょっとまだ動きたくないな、みたいな瞬間とか。こういう時間が、スマホがないと手持ちぶさたになるんですよね。そこで本を手に取るようになって、自然と読むようになりました。

やってみて、ああ、やっぱり「本を読む時間」が「スマホ使っている時間」に変わっていたんだなあと思いました。しかも、「スマホで文章を読む」に代替されていればまだよかったのですが、SNS、ゲーム、メールチェック、なんらかのアプリ…そういういろんなものに自分のまとまった時間がいつの間にか少しずつ吸い取られて細切れになっていたということがよくわかりました。そんな日常を送っていたらそりゃあ集中力なくなるわ。
そのほか、スマホをいじらないとちょっとした暇が潰れないので、その間「理想の引っ越しを考えるノート」を作ってみたり部屋のお片付けをしたりしました。うーん、有意義な休日。

 

不便だったこと

やってみて不便だったことがあるとすれば、資格試験の勉強でした。私は問題集をやりながら勉強するスタイルで、テキスト類は最低限しか買わないように
していたので、わからないところに出会ったらネットで調べていました。もしくは、「この章は全然わからないからちょっと調べてから問題に入ろうー」ってやってみたり。なのでネットに繋がらない状態では勉強の効率は下がりましたね。
そして、やっぱり携帯が気になってそわそわする現象は常に起こっていたような気がします。なにか他のことに集中しはじめれば良いんですが、時間に余裕のあるときやふとした待ち時間に、「誰かからLINE来てないかな」「メール来てたりして」「今ツイッターのTLどうなってるかな」って気になってしまう感じでした。

 

途中からぐだぐだに

実は途中からぐだぐだになって、ちょっとスマホを使ってしまったりもしました。彼女が私の携帯でツイッターを眺めたりゲームしたり、自分の携帯で動画や情報を見せてきたりするので気になって覗いてしまったり。すごくいい物件情報を見せてきたので思わず不動産屋に問い合わせしちゃったり。自分がネットにつながっていなくても周りの人が使っているとやっぱり完全には遮断できませんね-。それこそ旅にでも出ないと。


私のほしかったものは得られたのか

で、ほしかったものは得られたのかというと、まあ、たった二日間じゃ難しいですよねーということはあります。目指すところが壮大でしたので。でも、成果はあったと思います。
まず、何か作業している時はスマホを機内モードにしておいて鞄にしまうだけでも集中力があがるということがわかりました。通知で集中が乱されることがありませんので。移動中も本当はなるべく機内モードにしておいた方がいいのかも。本が読めますし歩きスマホ防止にもなります。今はまだ機内モードにしていてもその間そわそわしてしまうことがあるので、常にネットにつながっていない状態に少し慣れたいなと思いました。
そして、私がデジタルデトックスしたくなった理由のうちの一つ、「自分の底の浅さにがっかりする」という状態はネットにつながっていない状態でしばらくいたとしてもそれだけで解消されることはないだろうと思いました。当たり前ですが。

まず問いを立てて、それについて考えたり調べたり本を読んだり、アウトプットしたりしてみたりして、考えって深まっていくものですよね。今の私には「問い」がないんだなということに気づきました。切実な「問い」がないので、今までの自分の経験の蓄積の中だけでアウトプットしている。だから出すものが浅く、感覚的なものになってしまうんでしょう。「問い」の立て方については私は信頼しているひとがいます。山田ズーニーさんです。

考えるシート (講談社+α文庫)

考えるシート (講談社+α文庫)

 
おとなの進路教室。 (河出文庫)

おとなの進路教室。 (河出文庫)

 
おとなの小論文教室。 (河出文庫)

おとなの小論文教室。 (河出文庫)

 

このあたりの本をもういちど読みながら、問いを立てて、考えるということをやっていけたらいいなと思いました。

ちょうどいいネットやスマホとのつきあい方を、これからしばらくの間、模索していきます。
ではまた!