七転び八起き

観劇記録、ハロプロのこと。たまにLGBTとお仕事の話も。

カレカノ、恋人、パートナー

最近言葉の使い方に迷う時があります。

それは恋人のことを話したり書いたりするときです。

わたしの性自認は女で、同じく性自認が女である人とお付き合いをしています。同棲も三年していて、もし結婚制度があったらとうの昔に結婚しているだろうと思います。

わたしはその人のことをブログやツイッターで「彼女」と呼びます。ほんとは、「パートナー」のほうが関係性としては近いんですよね。でも、言い慣れないこともありつつ、使い方によっては「ちょっと違うかも」ってなることもあり、あんまり使わないんですよね。じゃあほかの呼び方は?って模索してみたんですが、「奥さん」「うちの嫁」「妻」のどれもしっくりこなかったり彼女が嫌がったりするので、結局「彼女」と呼んだりします。

 

そうやって呼び方を模索する中で、なんだかんだ、世の中の大多数はやっぱり異性愛者で、ことばも異性愛者向きにできているんだなぁと思ったり、じぶんや相手が女であるか、男であるか、っていうことをしゃべる時に無意識に入れているんだなぁということを自覚させられたりします。つまり、「恋人」や「パートナー」は男女関係ない言葉だけれど「彼女」はたいていの場合「体も心も女だと思っている恋人」のことを指すし「彼氏」は「体も心も男だと思っている恋人」のことを指していて、それを無意識に、便利に、使ってしまうよなぁ、ということ。

本当はきっと、「わたしとその人が恋人関係であるという事実」だけが伝えるべき重要なことで、その恋人が男であるのか女であるのかはエッセンスでしかないはずなんですけどね。わたし自身「わたしの恋人が女であること」を「彼女」ということで表現せざるをえないのは、社会の問題でもあるし、わたしの中に根強くあるジェンダーやセクシュアリティに対する固定観念がそうさせるんだろうなと思います。

 

そして、じぶんが話すときのことではなく、相手が話しているときのことを考えると、わたしは恋人のことを「彼氏さんは〜」と無頓着に言われた場合に、モヤモヤします。カミングアウトしてない人が、せめて恋人さんは〜とか、パートナーの方は〜とか言ってくれたら少しは気が楽だろうなぁと思う。

だから、わたし自身が「うちの彼女は〜」って恋人の性別を規定する言葉を積極的に使うのは、どうなんだろうってもやもやします。カミングアウトしてない人には「今お付き合いしてるひとは〜」って言ったりもしますけどね。カミングアウトしてる人や場に対して、「彼女」ってどうしても言っちゃいます。

やっぱり世間的に「恋人」といったら異性のことを指しますから、「彼女」と言わないと同性と付き合っていることがパッと伝わらないし、わたしにとっては「女性と」付き合っているということはわりと重要なので「彼女」と言うのが都合が良いんですよね。(こういうことを言っていいながら、やっぱりわたしはパンセクというよりバイだなと思いました)

 

…う〜ん、でもなぁ〜。ひとに使ってほしくないと思うこともある言葉をじぶんが積極的に使うのはちょっとなぁ〜。(今日はうだうだしたブログですみません…)

 

ここまで書いてきて、やっぱりもやっとしました。いつまでたっても「彼氏さんは〜」って言われて曖昧に笑う時のモヤモヤから逃れられないのは、わたし自身の言葉の使い方がそういう環境を維持する一端につながっているんじゃないかと疑う気持ちもあったり。まあ大多数が異性愛の社会の中で女が「彼女」と言うことの違和感を突きつけつづけることの有効性も、あるとは思うんですけどね。もしXジェンダーの恋人を持つ方が「彼氏」「彼女」って物言いを聞いたらやっぱりもやっとするんだろうなあと想像できるので、やっぱりあんまり「彼氏」「彼女」は使わない方がいいのかな。

 

わたしの基本スタンスは「なるべくいろんな人のいろんな人生を尊重する」ことです。なので自分が意図的に恋人が女であることを示したいときは「彼女」って使ってもいいけれど、特に意図がないときと、人の話をするときは「パートナー」か「恋人さん」となるべくいうようにしようかなぁと思います。

 

とはいえ、「彼女」っていう言葉の気軽さはやっぱり捨て難いので、ツイッターとかでは言ってしまうかもしれないです。そのときはご容赦ください。「恋人」や「パートナー」ということを表すもっと気楽な言葉があるといいのになぁ〜。