七転び八起き

ハロプロと観劇と、恋人のキツネさんとの同性同士の同棲生活のこと。

LGBTのBが家を買った体験記③

やっと再開

家買ったら親にカミングアウトしようと思っていて、秋口にそれを実行したんですけど、まあ結果が芳しくなくて。そのせいで家買ったよブログを書く心の余裕が失われてしばらく現実逃避しておりました。でも少し元気になってきたので再開したいと思います。(カミングアウトの件はまた別途書きます。)その間に結構記憶が失われてしまっているので手帳のメモを見返しながらざっくりと書いていきます。

 

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家を買う直前期

 直前期にはこんなことがありました。

  1. ローンの本審査
  2. 火災保険の申込み
  3. その他住宅設備関係
  4. 市役所への必要資料提出(中古物件のみ)
  5. 登記の取得
  6. ローン実行

 ローンの本審査は、「仮審査が通っていたら落ちることはほとんどない」と聞いていたものの緊張しました…。通らなかったらどうしようって…。でも、なんとかOKの連絡が来てほっとしました。

その後が結構怒涛で、家の引渡し前3週間くらいの間で何度も不動産屋さんや火災保険屋さんと会いつつ電話しつつ、2~5をこなしていきました。この時期は仕事も手続き関係も忙しすぎたので記憶が結構飛んでます。

手帳によるとローン実行の前後3週間くらいで3日くらい、午前休やら有休やらつかって家関係のことをやっています。手続き関係も不動産屋さんとの連絡も彼女に頼むわけにもいかずけっこうきつかったです。これは同性パートナーで家買う時のデメリットかもしれません。名義人になるほうの事務手続きの負担が結構大きい…。その分パートナーには引っ越し準備と家の中のこと(買うものとか物の整理とか)は任せていましたがそれでもなかなか…。

しかも、ただでさえ忙しいのに、不動産屋さんに「今後のスケジュールを教えてください」って何回も頼んでたのにいろいろと漏れがあって、直前になって「これとこれとこれの手続きなんですけど銀行さんの都合で平日午前じゃないとできません」とか「この書類書いてもらわないといけないの忘れてたんですけど今日の夜自宅に伺ってもいいですか」とか言われて激おこでした。本当に仕事のできないお兄さんだったなー。感じはいいんだけどなー。こっちから進捗確認しないと状況教えてくれないし。ただでさえ不安だし休むための仕事のやりくりでストレスがかかっているのに、こういうことで気持ちが振り回されるのが一番きつかったかもしれません。

そして火災保険。これが一番バタバタしました。家を買うことを決めてから引き渡しまでの期間が3か月くらいあったので、実はすっかり手続きを忘れていたのですよ…。引っ越し一週間前くらいに「あ!!火災保険の申込み忘れてた!!!」と気づいて、急いで火災保険屋さんに連絡を取ってローン実行日の前日に申し込みました…。気づいてよかったです。この時期はやること多すぎて手帳にタスクリストをつくって、ほぼ毎日見ていたのですが、スケジュールに落としていなかったのでいつの間にかやるべき期日がすぎていたのに気付いてなかったんですよね…。

 

ローンの実行

ローンの実行をした日は、午前休をとって朝イチで銀行へ。結構どきどきしました。事前に書類関係は終わらせてしまっていたので、通帳と印鑑を持って行って立ち会うだけなんですけど、ローンの実行ってこうやるんだーって思いました。面白かったです。

売主さん、不動産屋さん、銀行さん、司法書士さんが立ち合って、ローンを実行しました。

ローンの実行って言っても売主さんと私が必要な書類を書いて印鑑押して、通帳を預かられてしばし待つ、というそれだけ。意外とあっけなかったです。でもやっぱりうれしくて、終わってすぐレストランに入ってランチをしながら、パートナーに終わったよ!家買っちゃったどうしよう!!とLINEをしました。それまでの3週間がほんとうにバッタバタだったので、疲れた、というのも正直な感想でした。その後1週間以内に引っ越しもしなければならないことはわかっていましたが、ほっとして、今日くらいはいいよね、とランチを食べながらちょっとゆっくりしたことをよく覚えています。

↑家買って数日後くらいに書いたnote

 

家を買ってから半年

それから半年。引っ越し直後に疲れが出たのか二人で風邪をひいて寝込み、しかしそのときエアコンを取り付けていなくて、記録的猛暑の中死にそうになったりもしました。一番エアコンの高い時期に引っ越したので安くなるまで我慢しよう、と二人で決めていたのですが自殺行為でした。家を買ったらエアコンはどれだけお金がなくともすぐに取り付けるべき。都内の小さな2DKから引っ越したので広い一戸建ての隙間を埋めるべくソファを買ったり、クローゼットの中に入れる棚を買ったり、念願だった自分の机を買ったりもしました。売主さんがテレビのアンテナを立てていなかったのでアンテナを立てようとしたらうまく電波が受信できなくて光テレビに変えたりもしました。もちろん引っ越し代も二人だとけっこうかかるし(めちゃくちゃ値切りましたが)、そんなこんなで結構「家を買う」以外の出費もかさんで、しばらくの間結構家計は苦しかったです。

それなのにある程度家関係の出費が落ち着いてきたぞと思ったら好きな小説家さんの文章講座見つけちゃったり、推してるグループの公演やディナーショーが次々発表されたりと試練のように次々といろんなお金のかかる案件が降りかかってきて……。未だお金ないです。とてもないです。年末の怒涛の推し活楽しかったし行かないという選択肢はなかったんだけれども。

でも、今振り返って、やっぱり勇気を出して家を買ってよかったなーと思っています。

 

家を買ってよかった理由

一つ目の理由は、ローンを払うごとに資産ができていくという実感。借家だと家賃はただただ消えていくお金なんですが、家を買ってからはローンを払うごとにその分だけこの家が自分のものになっていくっていう感じがするんですよね。今どのくらい払ったから、あとこのくらい住んだら売ったときこれだけの利益がでる、とかたまに考えてはほくそえんでます。「絶対」なんてないと思いつつも、あと10年20年たってもそこそこの値段で売れるであろうという物件を買ったこともあって、何か大きなことがあってお金が入り用になっても、まあ最悪家を売ればいいか、という安心感が生まれました。

二つ目の理由は、QOLがものすごく上がったことです。ひろいおうちって、心に余裕をもたらします。これまでは2DKのちょっとひろめのDKに無理やり小さいこたつを置いてぎゅうぎゅうに二人で入っていて、一人がごろんと寝ころぼうものならもう片方も何か作業しようとしていてもやる気なくす、みたいな感じだったわけですよ。われわれ、おたくなので物も多いですしね…。そういう環境にいると鬱屈してきてカフェに出かけて作業することが常態化していました。それが今は、一人がソファで作業していてその時もう一人はヨガマット敷いてストレッチしてる、とか、お互いの部屋でお互いに手帳書いたり創作活動したりしていて、相手の姿は見えないけど声は聞こえるからさみしくない、とか。そういう感じになっていて居心地がいいんですよね。おかげでカフェ代も減りました。心の余裕、ほんとに大事。

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↑机を買って自分で組み立てて、推しのあゆみちゃんコーナーも作りました(笑)

けっこう寒いおうちだし日当たりも超いいわけではないし不便もあります。洗濯物を気持ちよく乾かしたいなら屋上に干さないといけないけど洗濯機から遠いので行きたくない、とか。でも、買った家なのでもう10年単位くらいで、気長に、できることから徐々にやっていって、居心地良くしていけたらいいなと思ってます。春になったら植物を屋上で育て始めたいし屋上用のテーブルもほしい。洗濯乾燥機を導入したいし、いずれは今ものすごく寒い部屋にもエアコンをつけたい。そのうち余裕ができたら壁紙を張り替えたりもしてみたい…。夢が広がります。

でも、実はこの家にずっと住むかどうかはわからないなと思っていたりします。つくりがあんまり高齢者向きではないので。

そして、私が唐突に死んでもパートナーが困らないように、なんらかの手続きはしておかないといけないなとも思っています。こういうところは、男女カップルと違って不便で不平等なところです。変わっていってほしい…。

でも、いったんは二人の家を手に入れられたことにほっとしていますし、これからの「持ち家ライフ」も楽しみたいな!という気持ちです。